お墓づくりのアシストサイト

アジスト ajist.jp

お電話でのお問い合わせ 087-871-5066

ホーム » 庵治石と産地について

庵治石と産地について

  • 担当者Blog
  • 職人Blog

庵治石と産地について

庵治石の歴史

庵治石の歴史

庵治石の歴史はとても古く、京都・男山の石清水八幡宮の「建武回録記」という文書の中に庵治石についての記載があります。田中家文書によると、平安末期から南北朝、室町時代にかけて中讃岐草木の庄、牟礼の庄(現在の大字牟礼大町)一帯が石清水八幡宮の荘園であったとされていることから、この再建のための石材に「庵治石」が使用されたと推測されます。つまり、庵治石は平安時代後期から採石使用され、遠く京都までも送り出されていました。ですので約1000年以上も歴史の中で注目を集めて現在に至っているのです。

当地域での庵治石製品加工の発祥は今をさかのぼること650年、石清水八幡宮の再建時と思われますが、工法作品等斬新的なうつろいは1814年屋島東照宮造営の頃と言われています。この頃からすでに石材産地としての胎動がありました。その後、明治時代ぐらいまでが「庵治石産地」としての基礎づくりの時期でした。

現代は、石匠が年月を経て身につけた技術を思うがまま発揮できる時代で、益々「庵治石材産地」として発展しています。<参考:高松市牟礼庵治商工会HPより>

このページの先頭へ

庵治石の魅力

庵治石は、【日本三大花崗岩】の一つとして有名ですが、なんと世界でも花崗岩のダイヤと呼ばれており大変高く評価されています。庵治石という最高級の石材がこの地にしか存在しないのは何故かといいますと、理由は約1億年前の白亜紀の時代に遡ります。ユーラシア大陸東での激しい地殻変動と火山活動によって、地下深くのマグマが冷えて固まり花崗岩となりました。そのなかでも人が手にする事ができるのは地表にあらわれたごくわずか。その中で製品化されるのもごくわずか。この希少性と石の耐久性・美しさが混ざり合ったのが庵治石の庵治石たる理由です。正式名称は「黒雲母細粒花崗閃緑岩」で、主成分は石英と長石、そこに少しの黒雲母が含まれているため、庵治石には「フ(斑)」と呼ばれる珍しい表情が現れてきます。石材という観点から花崗岩は細目(こまめ)、中目(ちゅうめ)、荒目(あらめ)と分類され、庵治石は細目と中目に分類されており、きめ細かな模様の細目(こまめ)になるほど貴重品として扱われています。また、水晶に近い硬度を持つことも庵治石の特徴です。二百年は彫られた字が崩れたり、赤茶色に変色したり、艶が無くなったりしないといわれているのもこの硬さのおかげです。

ひとつ一つの結晶が小さく、緻密であることから他の花崗岩とは比較にならないほど細かな細工を施すことが可能です。故に、庵治石は丈夫で美しく、文字や模様がいつまでも崩れたり変質したりしないのです。
「斑」とは、石の表面に黒雲母が通常より緻密に入り、指先で押さえたような湿り気、や潤いを与えたようなまだら模様に濃淡が出ることです。また斑が浮くとは石の表面が二重の絣模様(かすりもよう)のように見えることをいいます。この現象は世界の石材の中でも他に類がないと言われています。これが庵治石特有の象徴とされています。この希少性、偶然性、特質から、石材の単価としては世界一と評価されています。

このページの先頭へ

墓石に庵治石が最適な理由

耐久性
御影石(みかげいし)の風化抵抗性は、他の石種に比べて格段に優れていると言われます。一般的な石材表面の耐久年月は40~150年と言われておりますが、御影石(みかげいし)はその吸水率の低さで、風化・変質にも強く、200年以上前に彫られた字も崩れや変色が少ない傾向にあります。
吸水率
建立した墓石は、ほとんどの場合野外に置かれますので、「吸水率」がとても重要なファクターとされています。
その吸水率が変色や寒割れなどの問題と密接に関係しており、特に寒暖の差が激しい地方は、吸い込んだ水分が寒さで凍結します。そのとき水分を多く吸い込んだ石はひび割れやすくなります。これを「寒割れ」といいます
また、石の内部に水が多く含まれることが、石材の変色の原因となります。
吸水率は細孔率(石材の内部に存在するごく小さな隙間)によって差が出ます。
石材容積の割合をもとに百分率(%)で表示され、庵治石(庵治石細目・庵治石中目)は0.19%というとても低い吸水率ですので、長い年月、雨や雪や風に晒されてもひび割れや変色の心配はあまりありません。
加工性
庵治石は石目がはっきりと存在していて、その方向に沿って矢を入れたり、ノミを入れることによって、綺麗に割ることができます。
普通の石材と違い庵治石は水晶と同じ【7度】という硬度のため、加工にはずいぶん手間がかかりますが、そこは庵治の石職人の熟練された高度な技術やノウハウにより繊細かつ端麗な加工が可能になります。石質が非常に硬く緻密な加工により、研磨面の輝きと美しい艶に定評があります。

このページの先頭へ